閉塞鍛造・切削加工・ロウ付・摩擦圧接を得意とする、自動車・二輪車・建設機械部品製造メーカー 名古屋技研工業株式会社

社員力・開発ストーリー
HOME >> 社員力・開発ストーリー >> 開発ストーリーVol.01

Development Story01 ニップル一体成形口金具

名古屋技研工業が得意とする自動車・二輪車用ブレーキホース口金具。2009年、さらなるコストダウンを追求すべく新工法開発プロジェクトがスタートしました。様々な困難を乗り越え、2011年4月特許認証されるまでの開発秘話をご紹介します。

−プロジェクト発足の経緯を教えてください。

2009年の秋にスタートしたのですが、実際はそれ以前から国内・外でコスト面において競争力を高める為に、新たな工法に挑戦する必要がありました。それで今とは違う工法にすでに着手していたんですよ、実は・・・。そうしたら、さらにコストを追求した工法に変更するように指示がありまして。最初は正直難しいかなって思いました。

−新工法開発のアイデアはどうやって生まれたのですか。

きっかけは社内の切削工程ラインを見た時にピンときました。同じような工程でやれば出来るかも!って素直にその時は思いつきました。

−試作段階での苦労話やエピソードはありますか。

初期段階でのトライでそれなりの形状を出すことはできたのですが、お客様の要求する性能・寸法を満足させるものではありませんでした。そこから膨大な数のトライ&エラーを重ねました。素材選定から熱処理の条件、加工工程の順番など・・・大変でしたが少しずつ形になっていく満足感はありましたね。

−実際に新工法が完成した時はいかがでしたか。

正直、ホッとしました。やればできるんだなぁと思いました。納入時にお客様から「すごい開発をした!!」と評価された時は、驚きましたが、すごくうれしかったのを今でも覚えていますよ。

−改めて新工法のポイントを教えてください。

限りなく切削レスで限りなくロウ付けレス。成形のみで材料保留率をほぼ100%達成し、リードタイムを大幅に短縮。CO2に至っては従来比の60%削減に成功しました。
技術的なポイントは、塑性加工で全て成形しますので、肉の伸び縮みやバラつきを管理することが大事です。

−これからの目標・今後取り組みたいテーマやプロジェクトはありますか?

今回開発した新工法を、工法の全く違う他商品へ展開できればと考えています。そして将来は軽量化パーツで世界マーケットを狙って行きたいです。軽量化パーツなら名古屋技研工業って言われるくらいに。うちの会社はスタッフの意見を尊重してくれる風土がありますので、そんなに遠くない未来に実現できるかもって思っています。

−最後に一言

私たちの開発した商品によって、取引先様が世界市場において高い競争力をもつことになれば言うことはありません。これからもどんどん技術力に磨きをかけていきますよ。

 
STAFF PROFILE
製造部部長:市岡  政洋
製造部部長:市岡 政洋
入社23年目
製造部全体のマネジメント
 
STAFF PROFILE
製造部 技術G GM:林 健次
製造部 技術G GM:林 健次
入社26年目
新商品開発及び新規設備の立上げ
 
開発当初、形状は出せても、性能・寸法 面で満足できるものではなかったという。

開発当初、形状は出せても、性能・寸法
面で満足できるものではなかったという。

特許取得 ホース口金具の製造方法 ●特許第4764951号

特許取得 ホース口金具の製造方法
●特許第4764951号
●特許第4713675号